Q&A
良くある質問の答えを紹介しています。


  1   何歳頃からはじめたらいいのですか?
 
症例によって違いますが、もっとも早く始まるのは「反対咬合」の治療で、ムーシールド治療法の場合3才くらいからです通常は小学校4〜5年生くらいからがベストです。
受け口で3才くらいに、それ以外は上下の前歯4本ずつがはえてくれば、だいたいの治療時期、治療方法が分かりますからこのころ相談していただければいいと思います。

  2   大人でも治療できますか?
 
症例によりますが、通常はおじいちゃんやおばあちゃんになっても可能です。
ただ、子供の頃よりは1,5倍ほど期間はかかってきます。

  3   矯正治療の期間はどのくらいですか?
 
症例により違いがありますので、詳しくは直接尋ねていただくのがベストです。目安として、通常よく見る針金装置をつける期間は、通常1年半から2年を予定しています。装置が付いている間は通院は1ヶ月に2〜3回くらいの通院。
その後、きれいな歯並びが後戻りしないようにするための「保定期間」が治療期間と同期間くらい。保定期間中は3〜4ヶ月に1回くらいの通院でいいです。
また最も早く治療が始まるムーシールド(3さいくらいから)は1年以内に治る場合がほとんどです。
ただ、例えば反対咬合などはいったん治っても思春期の身長が伸びる頃にまた再発することがありますので、このような症例の場合は身長の伸びが止まる頃までのおつきあいになります。

  4   歯を抜くことはありますか?
 
基本的に歯を抜かないように計画を立てます。でこぼこや出っ歯がひどく、顎の大きさと歯の大きさが調和がとれない場合は、まずは顎を広げる治療を考え、それでもダメなときには歯を抜くこともあります。

  5   痛みはありませんか?
 
装置をつけた後、1週間くらいは歯が浮いたようになることはあります。
ただし、小さい子供さんでも矯正はできていますから、そんなに強い痛みではありません。
指で前歯を押してみて下さい。その程度の違和感です。
 

  6   虫歯にはなりませんか?
 
矯正装置が付いているので、汚れやすく、虫歯や歯周病になりやすいです。治療中にも歯磨き指導をしていきますが、よりいっそう気をつけて歯磨きをして下さい。

  7   他に注意することはありますか?
 
装置をつけて、歯が動き出すまでが装置の破損が一番多い時期です。取り扱いに注意して下さい。

  8   保険がきかないと聞きましたが、費用はどれくらいですか?
 
最小限、1本だけを治療すればいい場合で¥50.000−〜¥100.000−くらい。
歯全体に針金を通さないといけない場合で¥300.000−〜¥700.000−くらいです。
症例によって大きく違いが出てきますので、一度ご相談下さい。
また、それぞれの治療期間中は診療料として1回¥3.000−必要です。

  9   歯並びは遺伝しますか?
 
両親や兄弟に体型や顔が似ることがあるように、噛み合わせがそっくりな場合も珍しくはありません。特に下顎反対咬合(受け口)では1/3は遺伝が見られると言われています。ただ、全ての人が似てくるわけではないので全てが遺伝するとは考えられません
悪い歯並びの中で、骨格性(骨の大小による歯並びの悪さ)は遺伝でおこりやすく、歯槽性(歯の位置による歯並びの悪さ)は環境(咬み方や癖など)による影響を受けやすいのですが、実際はこれらが複雑に関連しているので、全てが遺伝だとか、遺伝じゃないとかは言いきれません。

  10   不正咬合の予防はできますか?
 
顎は12歳くらいまでにほぼ90%が完成します。ですから骨の大小に影響する歯並びの悪さは、それまでに積極的に予防していく必要があります。代表的なものに乳歯列期の受け口や指しゃぶりなどがあります。ただ、予防できるできないがありますので一度お問い合わせ下さい。

  11   指しゃぶりをやめさせたいのですが・・。
 
指しゃぶりは2〜3歳頃までは問題視する必要はないです。4〜5歳以降の頑固なものは不正咬合の原因となりますのでやめるように指導にはいります。
指導の実際は以下の順にしていきます。
1)指しゃぶりをしている時間や回数を紙に記録して親子で確認
こうすることで本人に指しゃぶりをしていることを自覚してもらい、やめたいという意識を持ってもらうようにします。まだ、小さい子供ですので、子供を責めるのではなく悪いのは親指(吸っている指)だということにして、 親は子供を良く褒めて精神的に安定させてやることです。
2)昼間の時間から指しゃぶりをやめる
スティックに顔を描いて指に貼りつけたり、手袋の指に顔を描いたりしてみる。
3)夜の指しゃぶりをやめる
サックにひもを付けて手首と結ぶ、大きめのパジャマの袖を縛り、指しゃぶりをしにくくする。
4)長期には行わない
2週間くらいでやめられなければ、いったんお休みして本人の意識が出てくれば再開する。
 
指しゃぶりは欲求不満の表れだという考え方もあります。叱るなどして無理にやめさせようとすると、変わりに唇や爪、鉛筆やタオルなど他のものを咬む癖が出ることがありますので注意が必要です。
 
 

  12   前歯2本(中切歯)が曲がってはえてきていますが大丈夫ですか?
 
たしかにご心配されるケースだと思います。ですが、、前歯ははじめからまっすぐはえてくるわけではありません。少しはなれて曲がってはえている状態が正常です。通常乳歯から永久歯へとバトンタッチする際に大きさとしては大きい歯にはえ代わります。そのため顎に後からでてくる歯のための隙間が必要になります。それが前歯に見られる隙間だと思ってください。正常であれば糸切り歯がはえる時に、この隙間は糸切り歯に押されて閉じてしまいます。が、全てが正常というわけではないので歯科医院でチェックされることをおすすめします。

  13   前歯(側切歯)が重なってしまいましたが大丈夫でしょうか?
 
たいていの場合、正常に並ぶには顎の大きさが足らないために起こっています。このような場合上の歯と下の歯で対応が違ってきますので以下を参考にしてください。
1)下の歯の場合
後からはえ代わる横の歯の大きさだけで言うと、その大きさの合計は「乳歯>永久歯」で約2,5〜3oの差があります。これが左右に差がありますから、全体としては5〜6o乳歯の方が大きいというわけです。これを専門的にはリーウェイスペースと言います。このリーウェイスペースがあるために重なった4本の前歯の外側の歯を削って小さくして隙間を作ってやれば、軽い重なりならば4本は自然ときれいに並んでくれます。ですが、重なりの程度がひどい場合、実際には5oも6oも歯を削っていれば神経に届いてしまうばかりか、乳歯の半分は削ってなくなってしまいますので、顎を広げる矯正治療をするか、横の乳歯を抜くことになります。横の乳歯を抜かないといけない場合には、あとからはえ代わる永久歯もきれいに並んでくれない可能性が高くなりますので、矯正治療をしなければいけないかも知れないと心づもりしていただく必要があると思います。
2)上の歯の場合
上の歯の場合には上記のリーウェイスペースはあまり期待出来ません。ですから矯正装置を使って歯をきれいにする必要が出てきます。しかし、この時点で重なりをほどくと言うことは横の歯の部分のスペースを取ってしまうと言うことになりますから、このあと横の歯がはえ代わる時に備えて後の矯正治療を考えておかなければなりません。
 
簡単に言えば、程度により下の歯の場合は「削って調整→顎を広げる矯正→横の乳歯を抜く(その後矯正)」と、上の歯の場合は「顎を広げる矯正→横の乳歯を抜く(その後矯正)」と治療内容が変わります。
いずれの場合も、実際診せていただかないとはっきりお答え出来ない部分もありますので、できれば自己判断なさらずにいちど来院してください。


● PrevIndex ● Next ●

戻る