ふなびき歯科が絵カードを使った診療は2000年くらいから始まりました。
それは、ある自閉症のお子様との出会いからです。(「小児歯科」サイト、「TEACCHとの出会い」参照)
そのころは、患者さんが「自閉症」だとか「発達障がい」だというと、多くの歯科医院で診療を断られることが多かったようです。
いまでは、随分そういったことがなくなってきたように思いますが、まだまだ治療を受けるのにお子様の障がいを隠して受けている方も多いようです。
ですが、それは子供たちにとっても治療をする歯科医院にとっても良いこととは言えません。
いつか、障がいを持っていてもそうでなくても同じように治療をうけることができることを目指して、ふなびき歯科は障がいを持った子供たちの治療を応援しています。
当院での絵カードは、実際の治療で使われてきた絵カードです。
実は、ご紹介している絵カード以外にも多くのカードを作ってきました。
ですが、患者の子供たちにうまく伝わらないものは、破棄したり、修正したり、デザインを変えたりして今の形になっています。
ふなびき歯科の絵カードは、頭で浮かんだものを単に絵カードにしたのではなく、現場で使って子供たちに理解してもらえている物だけをご紹介しています。
私たちは、ひらがなでも漢字でも最初から理解ができたわけではありません。絵カードでも同じだと思います。
歯科医院で見る器具は、日常で見るものではありません。
ですから、ふなびき歯科では、絵カードと実物とを結びつける練習を行っています。
私たちの診療で使用する絵カードは、子供たちとのかかわりを重ねていくことで理解されてきたとも言えます。
〒712-8004
岡山県倉敷市水島南亀島町18-22
TEL.086-448-6110
FAX.086-448-8352