徒然日誌
日々の診療で感じることを書いています




H15年12月10日(水)  先日のこと
つい2ヶ月ほど前に来院したときには、嘔吐が出てまったく治療ができなかったTくん。昨日は上手に治療ができました。
誰でも、小さい頃に嫌いな物を食べるときに嘔吐がついた経験があるでしょう?
きっと、Tくんも以前はそうだったんじゃないかな?
それが、今回は上手にできて、みんなの声かけにも答えてくれる余裕が出てきたみたい。
子供の成長っていつも驚かされます。
H15年11月12日(水)  五大エンボディさん
自閉症やいろんな障害を持っている方々を支援する器具を作っていらっしゃる「五大エンボディ」という会社の方が、わざわざ京都からおいでになりました。
ある装置を持ってこられたのですが、それは、タイムログと言って、時間の観念を自閉症児に教えようという装置のプロトタイプです。
ことばでのコミュニケーションが苦手な自閉症児は抽象的な時間の観念を理解するのが難しいのです。
けれど、ことばは苦手でも、視覚的なものの理解は得意な自閉症児に視覚的に時間の観念をわかってもらって「いつまで口を開けているのか?」とか「どれくらい、治療に時間がかかるのか?」を知ってもらうのに役立てようと考えています。
H15年11月3日(月)  K2くん
自閉症の子で、病院嫌いのK2君。来院以来、診療椅子に座ってくれることもなく、大泣き状態で、治療どころか、口をあけてさえくれませんでした。
でもつい先日のこと、やっと口の中を磨かせてくれたのです。
そんなときに私たちは、この仕事をやっていて良かったと思うのです。
H15年10月9日(木)  歯科センターへ行って来ました。
当医院の自閉症児の患者さんを「歯科センター」へ紹介することになったのですが、今日が初診日ということだったので、その時間に合わせて出かけて行ってみました。
そのついでといっては何なのですが、「歯科センター」を紹介するためのビデオ撮影をしてきましたので、完成すれば、前もって「歯科センター」がどんなところかを少しでも自閉症の子供たちにわかってもらえるかな?と思っています。
H15年10月6日(月)  8020表彰
以前、患者さんの宮田さん御夫婦(トップページのお写真)が8020達成者として表彰されましたが、それを「健康フェア」の時に行おうという計画が歯科医師会にあります。8020を目指しておられる方々のいい励みになると期待しています。
H15年9月26日(金)  新学期8020の感激
歯磨きの指導で来院されている高宮さんからメールが届きました。
 
ふなびき先生 有難うございます
看護士の皆さん 暖かい治療とレッスン有難う
ございます。杉山さん、吉本さんよろしく指導
をお願いします。高宮昭雄今回の肝臓治療に
GANBAられたのは、拙いですが、次の私の愚作です。
   20本の歯を喰いしばり
     生きていく  (今月号投句)
        高宮夫妻
H15年9月25日(木)  歯肉をマッサージ?
今、診療所では多くの患者さんにブラッシング指導を定期的にしています。
大抵の患者さんは歯周病の方なのですが、皆さんが目に見えて好転しているわけではありません。
歯周病の患者さんの場合、「歯周ポケット」といって「歯の生え際=歯と歯肉との間」に歯ブラシの毛先を入れて磨くことが大事なのですが、これがどうもわかりにくいようです。
数年診療所に来られている方で、今日はじめて、「歯ブラシはここに入れるんだったんですね!はじめてわかりました。」と言われていた患者さんがおられました。
指導している時にはわかったつもりでも、いざ家に帰ってみると忘れてしまったり、できていなかったりで、次にブラッシングをチェックするときには、全然できていないこともしばしばです。
特に多いのが、こんな勘違い。
「歯槽膿漏(歯周病)を直すには歯肉を磨く、歯肉をマッサージすればいいんですよネ。」と言われて、一生懸命歯肉の上から歯ブラシを当てておられる方。
詳しくは実際に指導していかないとわかりづらいかも知れませんが、歯周ポケットに歯ブラシの毛先を入れることが最重要ですので、皆さんも間違わないように注意して下さいネ。
 
H15年9月13日(土)  人の心を動かすのは難しい
診療していて思うことに、我々の思いと、患者さんの思いのギャップを感じることがあります。
「こうすれば絶対良くなりますよ。」とお話ししても、患者さんの心に届かないことや、逆に我々が思った以上の患者さんのやる気に我々が励まされて乗せられたりすることも・・・。
お互いのやる気がそろったところに本当の「治癒」が生まれるのではないでしょうか?
H15年9月10日(水)  絵カード作り
ここ数日、絵カード作りに熱中しています。
「絵カード」というのは自閉症の子供たちと会話するための道具です。
「自閉症」というのはよく「ひきこもり」などと勘違いして理解されますが、言葉によるコミュニケーションが苦手な障害です。
しかし、言葉で会話することは苦手なのですが、視覚的に絵などを使えば、コミュニケーションがとりやすくなります。
よく、自閉症の人達を外国人にたとえることがあるのですが、例えば、アメリカ人と話をするには英語を話す必要があります。自閉症の子供たちとコミュニケーションをとるには「絵」などの視覚に訴えるものが必要なんですね。
本当は、もっと早く「絵カード」を作らなければいけなかったのですが、市販のものはないかな?なんて、ズボラな事を考えていました。
反省です。
H15年9月2日(火)  Tさん再び・・・
先日、ご病気でブラッシング教室を休まれていたTさんから教室を再開したいとのお電話を頂きました。
ここ、数ヶ月ご連絡がなかったので、スタッフみんなで心配しておりましたところのお電話です。
みんなの喜びの表情が今も目に浮かびます。
8020を目指している方々はそれなりの年齢の方ばかりですから、健康の好不調の波は歯だけに関わらず、体でも当然おこっています。
そんな中で、8020を達成していく上で大事なことは、口の中だけでなく、全身の健康を維持することが大事なのだと改めて感じました。
H15年5月16日(金)  健康フェアが開催されます
6/7(土)には健康フェアが開かれます。
毎年、参加者が増加し、一昨年まで2日していたものを、去年は1日にしたにも関わらずそれまでの2日の参加者に近い数字にまでなりました。
ここ数年で、フッソの無料塗布の影響もあり、子供さんたち若い方々の参加が目立っています。
スタッフではこれからの目標として、成人及び、中高年層の参加者増を考えています。
何か、「こんなイベントはどうかな?」とか「こういったことをやって欲しいな!」というご意見がありましたら、メールで教えていただければ幸いです!
皆様のご意見をお待ちしております。m(_ _)m
H15年4月16日(水)  ガムを噛んでてごめんなさい
今日、小児の診療中に「先生、ガムかんどる。」と言われちゃいました。
診療中に不謹慎と思われるかも知れませんが、これには理由があるのです。
あまり治療に慣れていない小児たちにとって、ただでさえ診療室は緊張するし、恐いところです。
そんなときに顔の半分をマスクで覆われたおじさんがニュッと顔を出したところを想像してみて下さい。
恐ろしいですよネ。
ですから、なるべくあまり慣れていない小児や、特に小さい子供の診療の時にはマスクをはずして治療するようにしています。
とはいえ、口臭でもしたら子供たちも嫌がりますよね。(特に私はギョーザや焼き肉といったニンニク料理が好きなもので・・・)
ですから、いつもガムを噛んでいるというわけです。
すみませんが、不謹慎とは思いますが、許して下さい。
H15年4月15日(火)  宮田さん御夫婦おめでとうございます。
以前、当医院の8020達成者としてご紹介した宮田さん御夫婦岡山県歯科医師会より表彰され、記念品として時計を送られました。
先日わざわざご主人が受賞報告のために来院して下さいました。
その詳細は「一般歯科」のページに載せてありますのでご覧下さい。
残念ながら奥様は来られなかったのですが、御夫婦そろっての受賞です!!
現在8020達成者は10%もいらっしゃいません。
ですから、御夫婦そろって8020と言うことは1/100以下の確率と言うことです。
宮田さん御夫婦がいかにすごいかおわかりでしょう!
その御夫婦の8020達成に関われたことは私たちスタッフの誇りでもあります。
こうした宮田さん御夫婦の努力の結果が、他の患者さんたちの励みにもなっているという事を私たちは期待しています。
また、その時の記念品の時計を一つ頂きました。
診療所受付に置いてありますので、機会がありましたらご覧下さい。
H15年3月7日(金)  仮面ライダー「アギト」?
先日のこと、Aくんがお母さんの診療に付き添ってやってきました。Aくんはまだ幼稚園です。
診療の間Aくんは、待合室と診療室を言ったり来たりしていました。すると何回目かに待合室から診療室にAくんが戻ってきたとき、「アギトがおった。」と言って診療室に戻ってきました。アギトというのは子供に人気のテレビヒーローの仮面ライダーのことです。
「ほんま?アギトがおったん?」と先生も答えていました。私たちはアギトって誰のことだろうと思って診療を続けていました。たしか待合室におられる患者さんはその日の最後の患者さんです。
お母さんの診療が終わり、Aくんがかえっていった後、その最後の患者さんが呼ばれました。
そして、私たちと先生は思わず顔を見合わせて”くすっ”と笑ってしまいました。
何故って?それまで気がつかなかったのですが、その患者さんはちょっと長めのストレートヘアーに革のジャケットといったテレビヒーローに良くある感じの方だったからです。
子供の発想というか感受性って本当にすばらしいなと感じたひとこまでした。
きっとAくんはその日幸せだっただろうな!!
だってアギトにあえるなんて、そうそうないことですから。
 
H15年3月4日(火)  反省
先日、8020を目指しておられた患者さんの歯の型を取っているときに、歯が一緒に1本抜けてしまいました。
歯周病の患者さんの場合には時々あることとはいえ、その時の患者さんのお顔を拝見したときにすごく胸が痛むような思いにかられました。
その方は8020目指して本当に努力されている方で、歯が動いていたことは自覚されていたにせよ、まさか歯の型を取るときに一緒に抜けてくるなど想像もされていなかっただろうと思います。
とてもショックを受けられたお顔で、予期していなかっただけに驚きと落胆が見て取れました。
どう慰めると良いやら言葉にも詰まってしまい、それなのに口からでた言葉は意志とは反対に全く相手の慰めにもなりそうもない平凡な言葉で、かえって患者さんを傷つけてしまったような気がしてなりません。
また型どりで歯が抜けるような可能性があったなら、どうして前もって伝えることができなかったのだろうと反省しています。
 


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